540(ファイブフォーティー)は、キック系トリッキングの入門編とも言える技です。
事前に習得しておくべき技として、トルネードキックが挙げられます。360キックとも呼ばれます。
こちらの動画の10秒目くらいでやっている技です。
540は、トルネードキックを蹴った足で着地するように変形させた技になります。
練習方法としては、以下の動画のやりかたがオススメです。
kuniさんの講座です。
詳しく解説していきます。
まずはステップです。
技に入るステップとして、足を左右に開いた状態から始めるタイプと、足を前後に開いた状態から始めるタイプがあります。
上記で紹介していますkuniさんの動画は前者、テコンドーの動画は後者です。
やりやすいほうで構いませんが、左右に開いた状態から始める人が多いです。
厳密には左右に開くというよりも少し左足を後ろ側に持ってきた方が、しっかりと軸足に体重が乗った状態でジャンプしやすいです。
この状態から始めましょう。
技の流れは以下のようになります。
- 両足を左右に開いた状態で右足に重心を置き、両腕を右に振る
- 腕を左に回しながら同時に右足を動かし、左足の近くに右足をつく。
右足の足先は後ろを向く - そのまま身体を回して、左足を振り上げる
- 正面が少し見えたくらいでジャンプをする
- 右足を振り上げていきキックをする。左の膝は伸ばさず、多少曲げる
- そのまま腰を左に返していき、右足で着地する。
右足は真後ろを向く
kuniさんの動画のように、まずは蹴らずに右足で飛んで右足で着地することになれるところから始めましょう。
これが出来たら、すこしずつ右足を上げてキックをしていきます。
右足を素早く振り上げて素早く振り下ろす、というわけではありません。
足を振り上げたまま、腰を回してそのまま着地するイメージになります。
まずは腰くらいの高さを蹴れるようになることを目標にしてみましょう。
あとは高さを出していきます。
高さを出すためにはやはり滞空時間が必要になりますが、そのために必要なのが、腕の振りと左足の振り上げです。
腕は真横に振るというよりは、少しだけ上から下に向かって振り、飛び上がるときに両腕、特に右腕を真上に持ってきます。右手でアッパーをするイメージです。
そして、左足をしっかりと振り上げて、右足で飛びやすくしましょう。
無理に飛ぼうとしなくても、左足の勢いによって自然と右足が上がってくるのが理想です。
足を勢いよく振ったまま着地をすると、右足に結構衝撃があります。
怪我をしないように、接地面をしっかりと見るようにしましょう。
いくつかオススメの540の動画を紹介します。
つばさ基地の講師である野獣仙田さんの講座です。
Gyrokickさんの540です。
厳密には540ではありませんが、ジャッキーさんの540ジャイロです。
テコンドー経験者で蹴りのキレがすごいです。